発作

今日はケイレン発作について書きます。発作の症状は人によってバラバラのようです。同じ人物でもその時によって違うようです。私のこの文章だけを読んで判断されるのは危険です。

しちみちゃん10ヶ月の夏の話。

謎の発熱は相変わらず出たり戻ったりでした。

この状態になってもう40日が経っていました。

相変わらず原因は不明です。

病院に行くと、点滴などの処置が受けられて少し元気になるのですが往復の車移動でまた体力を消耗しているようでした。

毎日のミルクも100~150ccを何とか5回。

食欲がないようで1回に30分ほどかけてゆっくりと休み休み飲んでいました。

ある月曜日と火曜日、また高熱が出たので巨大病院の外来に行きました。

症状が思わしくなかったので今回ははじめて2日続けての受診でした。

そしていつものように薬と点滴の処置を受けて帰ってきました。

家に帰ってくるとやっぱりぐったりしているしちみ。

これでいいのだろうか・・・?と思いながらミルクを飲まそうとした時異変が起きました。

しちみの右足がプルプルと小さく震えていたのです。

・・・あれ?と思ったのですが、以前にもプルプルと一瞬だけ震えたことがあったのですが、一瞬だけのプルプルは心配ないと先生から聞いていました。

しばらく・・・見つめていました。

・・・止まりません。

・・・やっぱり止まりません。・・・これはもしや?!

!||||| ケイレン発作だ!! |||||!

急いで病院に電話をかけました。

事務員さんが電話に出ます。

私・「子供が受診を終えて自宅に帰ってきたところなんですが、ケイレンしているんですよ!今から行ってもいいですか?!」
(少し間を置いて)

事・「はい。先生に受け入れの確認できました。いつでもいらっしゃってください。」

私・「ありがとうございます!すみませんこう言うときは救急車ですか?!」

事・「それはお母様の判断で・・・!」

L(゜皿゜メ)」むきー ちくしょ~!何で明確に教えてくれないんだよー!!
(注意・相手は事務員さんです・・・)

怒りながらもながらも、自宅と病院が離れているので少し到着までに時間がかかることを伝えて電話を切りました。

電話を切りしちみの様子を再度確認しました。

するとケイレンの影響なのか、しんどさからなのか何とも言えない不安そうな引きつった表情で私を見ています・・・

「大丈夫!!お母さんが守るからな!!」とっさに出た言葉。

私。め、め、覚醒(めざ)めました・・・!!

ずい分と時間がかかりました。

これまでは何となく誰が私達を助けてくれるの~?誰か私達を助けて~?という感覚が大きかったのです。

が、この瞬間ようやく「私が保護するんだ」という気持ちに目覚めたのでした。

そして急いで次にかけたのが119番です。お決まりのセリフが受話器から聞こえます。


救急・「消防ですか?救急ですか?」

私・「救急です。気管切開している10ヶ月の子供がケイレンしています。救急車お願いします。」

住所などの説明をし電話を切ります。

病院から帰ったばかりだったので、荷物はそのまま持って行けます。

救急車が到着するまで5分か10分かはかかります。この時間がとても長く感じます。

サイレンが近づいてきたので、私はしちみを抱っこしてマンションの1階に下りました。


下に下りると救急隊員さんがインターホンを押そうとしているところでした。

私が救急車を呼んだことと、都心の巨大病院に連れて行って欲しいこと、病院へ連絡はすでにしていることをつげ救急車に乗り込みました。

走りはじめると車内ではしちみの症状について聞かれます。

いつケイレンが始まったか。身体のどこから始まったか。何分くらい様子を見たかなどです。

サイレンを鳴らす救急車といっても、高速道路に乗ってくれても時間は日中の3時過ぎで、渋滞していてなかなか思うように飛ばせません。

私に抱っこされながら、しちみは相変わらずケイレンしていました。

早く病院に着いて欲しい!
みんな早くどいてくれっ!(-公- ;)!
と強く念じながら車の中で揺られていました。

そんな時ふと横にいる救急隊員さんが汗だくなことに気付きました。

真夏だというのに分厚い作業服を着込んでゴム手袋を付けているから、車内でクーラーがきいていてもきっと暑いのでしょう・・・

ありがとう隊員さん。

そんな事を思っていると病院にやっと着きました。

ケイレンをおこしてから約1時間が経とうとしていました。

病院に着くと先生にしちみを託しました。

少し気持ちも落ち着きました。

私は救急隊員のかたにお礼を言い、後はしちみの処置の終わるのを待つのです。

しかしこれだけ事細かに記憶しているのに、角刈りパパにどの時点で電話を入れたのかが全く思い出せません!

自宅でだったかな?もしかして病院に着いてからだったかな?!

遅すぎですかね??

☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ

長文で読みにくくてごめんね!

次回は久しぶりに友達の似顔絵です~

コメント

  1. めぇ~ より:

    けいれ~ん
    けいれんについて、良くわからないけど
    一時間も止まらないなんて
    救急車での移動が長く感じただろね。
    隊員さんの汗が車内での緊張感をものがたるわぁ
    不安で汗だくになりそう

    あかねちゃんの仰天模様がイラストから伝わり
    読みながらドキドキ
    長文を全く長いと感じなかったよぉ。

    119番して緊急事態
    必要となったとき焦らず、ちゃんと伝えられたね。

    「お母さんが守る」という強い思いが
    あかねちゃんを奮い立たさたんだねぇ。
    無事に病院へたどり着けて良かった
    きっと落ち着いてから旦那さんへ連絡したのでわ?
    それまでは、しちみちゃんで頭の中がいっぱいだもの
    印象に残ってないのも納得だなぁ。

  2. ちょこぼ より:

    そやな
    必死な時って
    周りからは冷静に見えても
    記憶に残ってないこと多いよね

    しかし、初めての夏は
    ほんまに色々あったね
    うちにも来れない事も多かったし
    みんな心配してたよ

  3. あかね より:

    めぇ~ちゃんへ
    けいれんなんてあまり馴染みがないもんね。
    調べてみると、けいれんの殆どは5~10分で止まるらしいよ。
    (「らしいよ」っと言えば私の好きな水10ココリコミラクルタイプがもう最終回だ!さみしい
    長文気にならなかった?よかった。
    私が活字が苦手なので文章が長くなると気になるねん。
    読みにくいかなぁ(伝わりにくい)・・・と思って。

    救急車を呼んだのはこれが初めてではなかったけど
    初めての時はやっぱりチュウチョしてしまったわ。
    「しちみのお母さん」の自覚を持つのと一緒で、
    多分どこかで乗り切らなければいけない事だったんだなぁと
    思いながら書いてるよ。
    遅い芽生えですが

    このどこで旦那に電話をしたのか思い出せないというのは
    実は・・・私が旦那をどれだけ頼りに思っているのか・・・?
    というのと比例しているような気がしてならないわ~

  4. あかね より:

    ちょこぼっちへ
    初めての夏は大変やったわ~
    色々お世話になったねぇ

    人の記憶ってあてにならないのもだね
    特に自分。

  5. ちょこぼ より:

    いえいえ
    何も出来なかったよ~
    それにしても最近よく
    思うんだけど
    しちみちゃんが、あの病院に御世話になってる時期に
    ちょうど会社がソバにあったの不思議~
    E原さんが言うように
    「偶然はありません。必然です」を
    感じずには居られない。
    合併自体は、2年前くらいに話がまとまってたんやで~
    その時に今の場所に引越してても
    変じゃなかったのに、、、

    ま、これも私の記憶の中の話で
    実際にまとまったのは
    もう少し後やったかも(笑)
    そんなモンやね

  6. モンキー より:

    大変だったのね
    しちみちゃんも大変だったのね。私も以前けいれんがおきた事がありました。大学病院の脳外科に行って、脳波とったり検査したけど異常ありませんでした。その頃形成外科の主治医が意地悪で感じのわるい医者でした。その主治医がある時、自身の都合で病院を辞めてくれた御蔭で、ほっとしたせいかけいれんはなくなりました。その後主治医が変わってくれた御蔭てほっとしました。今の主治医は私の事凄く大事にしてくれて、心配もしてくれています。

  7. モンキー より:

    大変だったのね
    しちみちゃんも大変だったのね。私も以前けいれんがおきた事がありました。大学病院の脳外科に行って、脳波とったり検査したけど異常ありませんでした。その頃形成外科の主治医が意地悪で感じのわるい医者でした。その主治医がある時、自身の都合で病院を辞めてくれた御蔭で、ほっとしたせいかけいれんはなくなりました。その後主治医が変わってくれた御蔭てほっとしました。今の主治医は私の事凄く大事にしてくれて、心配もしてくれています。

  8. あかね より:

    ちょこぼっちへ
    おおおぉ~ホンマや~ちょうどあの時期に
    会社が近所やったんやね~(今更ながら気付いた!)
    電車通勤嫌がってたけど(笑)そういう事やったんやわ!
    必然必然。さて・・・私の必然って何やったうやろ?
    しちみがわたしの所に生まれてきたことより
    あの旦那と結婚したことのほうが必然な気がする・・・
    「それは偶然ではなく必然なのです!まさにそこに学びが~!!」とか・・・

  9. あかね より:

    モンキーさんへ
    そう!?モンキーさんもケイレンを経験していたのですか!
    (意識はあったのかしら?)ビックリされたでしょう?大変でしたねぇ
    そういえばしちみも脳波をとったり検査をうけたりしていました。
    それでやっぱり異常は無かったのですよ~。

    ケイレンのおこる仕組みって不思議ですね
    先生との関係でストレスを感じたりして発症したりすることもあるのですか?
    「今の主治医の先生」っていうのは以前書いてくれていた
    「モンキーは私のところ以外にいったらダメ」って言ってくれる
    先生ですか?
    人間同士ですから先生との相性ってやっぱり大きいですよね
    いい先生に出会えるってとても大事なことだと思います。

  10. スー より:

    あかねさんの様子
    更新された日から毎日覗いてますが、なかなかコメント出来なくて
    ケイレンはよく分かりませんがイラストであかねさんの慌ててる様子がよく解ります。
    1時間は長く感じたろうね。

    イラスト本当によく書けてるけど、記事内容が内容だけに・・拍手絵文字は止めときます。
    ランキングの応援は毎日の日課で上がったぁ 下がってるの日々です。

  11. あかね より:

    スーさんへ
    ありがとうございます。
    私も毎日遊びに言っているのにコメントはたまにですので
    気にしないで下さい応援は毎日ですよ~
    そうですね、私も日課になっていますね(笑)

    ケイレンはホント恐いです。ケイレンの最中も恐いですが
    後で「何か後遺症が!?」と心配になったりしました。
    シリアスな話を絵で読みやすくできたら、と思っています。
    伝わっていると嬉しいです