そして次の入院

しちみちゃん3ヶ月半から4ヶ月頃の話。


(↑ぱっちりオメメもあとわずかです。)

角刈りパパは仕事の都合で毎月2~3泊の出張に出ます。

しちみの生まれた10月の出張は急遽休ませてもらい

11月12月はしちみは入院していたので問題が無かったのです。

そしてこの1月にはじめての私としちみだけの3泊4日間を乗り越える事になりました。

この頃はまだ、ガーゼ交換や入浴にどうしても大人が3人必要だったため

一泊目は私の姉が泊まりに来てくれ次の日の外来にもそのまま付き添ってもらいました。

二泊目三泊目の夜は一人になったのですが、もともと夜は一度寝てしまうと

ちょっとやそっとの音では起きない角刈りパパが頼りになっていなかった事が

逆に私を鍛えていたようで、ケアやミルクも眼凸の対処も一人で出来ていたので

緊張はありましたが問題はそんなにありませんでした。

そして3日目と4日目の日中には実家の父母が入浴&ガーゼ交換に訪れてくれ

姑と私と実母の3人でこなせました。

生まれたときは3096gだった体重も、この頃は4620gに増えていました。

そして一ヶ月間何とか無事にやり抜いた感じで待ちに待った入院の日が来ました。

確かこの日は姑に病院まで付き添ってもらったような記憶があります。

病院の入院受付に昼頃に付き、手続きをします。

銀行の待合のようにカードを取って待ち、事務的な手続きを済ませ

後は病棟から看護師さんが迎えに来てくれるのを待ちます。

私はしちみをバギーに乗せ時間を持て余しているところでした。

すると・・・!長椅子の隣に座っていた女性からの強い視線を私は感じました。

何度も書いていますが、この頃はまだ人から見られる事に過敏になっていた私。

この女性からの視線を感じても目を合わせる事を避けていました。

うわ、絶対見てる。めっちゃ見てる!何や~?!

何か威嚇でもしたほうがいいんやろか?と思った瞬間その女性は

「可愛いね。」と言ったのです!

・・・か・わ・い・い・ね(?)

初めて聞く言葉に私は驚いて、何を言われているのか瞬間よく解りませんでした。

口を開けたままのかなりのアホ顔でその女性を見つめていたと思われます。

女性は私のあまりの・・・(゜o゜)・・・あんぐり度に気づいたのか

「私の子供はダウン症なの」と教えてくれたました。

あぁ!先天性KIDSママだから親しみを感じて話しかけてくれていたのか~

とそれを聞いて私はやっと納得したのでした。

私は実家の同じ並びにダウン症の子がいます。

生まれた時から19歳になる今までよく見てきました。

いつも明るくて優しい印象の男の子なのです。

私・「ダウン症の子は性格が優しいでしょう?」

女性・「まだ2歳だからよく判らないわ・・・」

私・「今日は入院ですか?」

女性・「今妊娠中なんだけど、上の子がダウン症だから検査を受けるの。」

その時やっと女性が妊婦さんである事に気づきました。

妊婦さんは何かしらの出生前検査を受けるようですが、

これ以上質問することは失礼だと思って聞きませんでした。

今になって思い返すとあの時、生まれて間もないしちみとママである私を見て

何か深く感じて思わず声をかけてきたのだろうと思います…

きっと検査を受ける前に、検査を受けるか受けないかって事も悩んだと思う。

その女性のその後は知りません。

たぶんその女性が願っていたことは安心して生みたい。っていう1つだけだと思うので

その願いが叶っていて欲しいなぁと思います。

☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ

コメント

  1. ガチャピン より:

    ツライね
    こういうのツライね
    私も二人目は考えてないけど「もし」の時には受けないといけないなーって。
    でも・・・・・
    検査の確率は0か100じゃないって聞きました。
    30%ならどうするの?50%なら?70%なら?
    本当にツライ選択ですよね・・・
    その時、自分ならどうするんだろう・・・
    この女性が無事出産できていますように。

    それと・・・・・
    聞きなれなくても「かわいい」って言われるのうれしいですよね
    長く見てたらかわいいっていってもらえるはずだけど、なかなか初対面の人にはいってもらえないもんね。しちみちゃんよかったね

  2. ちょこぼ より:

    はぁ
    懐かしいな
    うんうん、初めての出張の時は
    みんなで緊張したなぁ

    子供を産んで
    初めて思ったんは
    自分のことより気になるねんな~って事。
    誉められたら嬉しいし
    ヒドイ事、言われたら腹が立ったり
    落ち込んだりするよね

  3. あかね より:

    ガチャピンままさんへ
    こんにちは~
    >検査の確率は0か100じゃないって聞きました。
    そうらしいですね。色々な検査があるみたいだけど
    全部がそんな感じなのかな??
    結局受けようかどうしようかで悩んで、受けたら受けたで
    「0」って出ない限りは悩むんだろうね。

    >「かわいい」って言われるのうれしいですよね
    そうですよね~私はもともと褒め言葉はすべていただく
    ほうなので「かわいい」と言われたら、「そうでしょう
    と思っていました。(親ばか丸出し)
    この時は、初めて会った人に初めて可愛いと言われた日
    だったのでかなりビックリしたのでした。

  4. あかね より:

    ちょこぼっちへ
    ども!あの時はお世話になりました。
    記事には書いてないけど、夜寝入る時に
    「赤ちゃんが手をビクってさせたら手を当ててやればいい」
    と教えてくれたね。覚えてる??

    >自分のことより気になるねんな~って事
    そうやね~不思議やけどそうやねんな。
    ほんでそれって子供が大きくなっても続く気持ちなん?
    ある程度親離れ子離れしてきたら薄れていくのかな?

  5. めぇ~ より:

    すごいやん♪
    初めて会った人から
    お誉めの言葉をいただけるなんてぇ
    自然に声をかけてもらえるのって嬉しいね
    人ってあったかぁ~いて思えるもの。

    検査で来られてて、思わずしちみちゃんに目がいったんだね。
    検査ってのもなんですねぇ。絶対ではないんだろうしね。私は医学の数値よりも奇跡を信ずるわぁ。
    薬で治らなかったことが、治ったりするもんね

    ポリテクのさんが言ってたことがあるょ
    検査の話題になったことがって(前の集まりでね)
    私は検査は受けないょ~そんなような事を言ってたなぁ。
    母として子供を選びたくないからぁ~あつく語ってたなぁ。語ってるとき輝いてたわぁ

  6. あかね より:

    めぇ~ちゃんへ
    初めての褒め言葉にはビックリしました。
    あれは忘れません。

    >検査で来られてて、思わずしちみちゃんに目がいったんだね。
    そうだと思う。色々と考えながら、イスに座ってふっと
    隣をみたらしちみと私が居たって感じやと思う。

    ところで「さん」って誰だろうか~?
    はっきりした考えを持っていらっしゃるんだね~
    検査を受けるor受けない。を含めて全部自分が決断しなくちゃ
    いけないもんね。