生後6週目前後になって、NICUという環境にもやっとこさ慣れつつあった私。
(って入院しているのは私じゃなくてしちみなんだけど)
しちみのポジションも、保育器からコット(←赤ちゃん用プラスチックベッド)
コットからベビーベッド、そしてチューブ類からの解放と着実にステップアップ!
広いNICUの中には20人位の赤ちゃんが常にいるようでした。
くるっと見回して解るのは、すごく小さな赤ちゃんがほとんどで
4人くらいの先天性KIDSが一緒に入院しているようでした。
この頃の私は、友達が欲しいと思いながらも誰かに話しかける気持ちになかなかなれず
たまにNICUで一緒になるママ達と軽く挨拶をしたり、簡単な会話をするだけでした。
友達が欲しいけど、作れるようなテンションにならない。
話を聞きたいけど、話しかける気分になれない。
しかもやっとこの病院にもやっと慣れてきたかと思い始めたこの頃
担当の先生からしちみの転院を勧められた。
「勧められた」と言いますか決定的な転院のお話でした。
理由はしちみの治療にはどうしても形成外科と大きく係わる必要があるらしい。
でも!この巨大母子病院には形成外科が無いと言うお話。。。
退院と転院(;一_一)・・・
病院にいると安心できるけど、いつまでも入院していられるわけはない。
友達を作りたいのに、近いうちに転院しなければいけない。
どうにもこうにもどっちにも進めない気持ちだったこの頃の私でした。
そんな入院期間の間に、私が会話を交わした数少ない人物の一人がKさん。
双子を出産するためにこの病院の私と同じ部屋に入院されていた事で知り合った女性。
実際年齢よりずっとお若く見えましたが40歳(←バラシてごめん)
そして無事出産されてNICUに双子の子供さん達が入院してきたので、
Kさんと私は数日振りに再会することができたのでした。
入院していた頃よりもいくぶん元気になっていた私は
Kさんに明るく声をかけました。
「赤ちゃん誕生オメデトウございます。いや~双子ちゃん同じ顔~!わ!ママも同じ顔~!」
Kさんは社交的な感じのする女性で、私のほうはもともと好感は
感じていたのです。が、まぁ、私のほうが入院中は額にスジの入
っているようなこんな顔を(→)していたので、きっと話し掛け辛
かったのでしょう。ちゃんと話すのはこの時が1回目だったよう
に思います。
会話をしているとKさんは何と
「しちみちゃんに会えてなかったから、会いたいわ。」
何て嬉しいことを言ってくれたのです。
嬉しい?うん。ホントに嬉しい。
でも何の予備知識もないKさんはしちみに会ったらきっとビックリするだろう。
私はしちみに会いに行くこの数メートルの間に一言だけを伝えるのが精一杯でした。
「しちみは、あの、何と言うか、病気なんです…」
Kさんは少し私の表情を見てくれているみたいだったけど
「うん、それはね前にも聞いていたからね。」
あれ?私は記憶に無いけど説明してたのかな?
Kさんはそのまま足を止めずに
しちみに会いに近寄っていって、そっと手をつないだ。
「こんにちは。ん~そっかそっか~、ちっちゃいのに手術よく頑張ったのね~」
と声をかけてくれたその声がとても優しかった。。。
しちみもKさんの手をきゅっと握って挨拶していたのでしょう。
Kさんはその後も何かしちみに話しかけてくれていましたが
内容はわすれました(-_-;)(←記憶喪失気味?)
ただ私は優しい言葉にじーーんと来ていた事だけを覚えています。
Kさん。あの時はありがとう。
連絡先は聞けてないままだけれど元気にしてるかな~?
☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ
今回は面白い事思いつかなかった
そんな日もあってもいいと思うけど
オチがないと何かやり残した様な気持ちになるのはナゼ?
コメント
たてすじ
あかねちゃんの縦すじのイラスト
一気に老けこんでしもぉ~てるわぁ(笑)
だからね前に姑さんと間違えてしまってん
やさしいKさんの声が
どれだけあかねちゃんの心にひびいてたことかぁ
読んでるだけでも私も胸がアツクなったわ
人との出会いって、本当にいいもんだよね
めぇ~ちゃんへ
そうやったそうやった(笑)
間違えてたね!それだけリアルにショック顔が描けてる
という事で
>人との出会いって、本当にいいもんだよね
そうやね~一瞬の事やのにね
またその逆もしかり…
ガビーン!ってくるような事もあったな~
Unknown
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