写真

しちみが生まれて8日目ごろの様子↓

空気は鼻の奥まで通したチューブから吸って

ミルクは口から胃へ通されたチューブから流し込まれていました。

しちみに泣かれてビビリ気味の角刈りパパ。

イラストは写真をもとに書いています。

写真をよく見るとオムツがひざまでずれている…(*ノωノ)
(今回初めて気付いた!)

どうやらパパの手の下では小さいお尻が丸出しになっていた模様です。

しちみ誕生3日目には角刈りパパに抱っこされた瞬間に

「ニコっ」と初めて笑ったりして幸せな時もあり身も心もつないだ私達

それでも実のところ私自信、パパ自信は

なかなか立ち上がれていなかったのです。

特に顔に症状が出ている事を気にしていた私は

なかなかしちみの写真を撮ろうという気持ちになれない。

生後しばらくの間、手元にあるのは生まれてすぐに看護師さんが撮ってくれた

ポラロイド3枚だけでした。

残っている写真のデータを調べてみると私が撮った最初の写真は生後8日の物!

8日もの間私はどんな気持ちでいたのかな?よく思い出さない。

「どうせ写真撮ったって…どうせ」とか思っていたような気がします。

初撮影のきっかけは実姉がデジカメを持って現れて

「しちみちゃんの写真撮って。生まれてすぐは毎日顔が変わるよ~」

と置いていってくれたことでやっとこさ

「じゃあチョット撮ってみよう(+_+)」という気持ちになれたのでした。

それでもまだ私はこんなに色々と(管や機器に)
つながれている写真を残していいのだろうか?
しちみ本人はどう思うのかな?とか思っていたのでした。

撮り始めはそれこそせめて1ミリでも可愛い写真しか残したくなくて

撮ってはERASE(消去!)撮ってはERASE(消去!)ERASE(消去!)を繰り返していました。

その生後8日目の記念すべき写真が上のイラストです。

とても気に入っている写真なのですが
実際はデジタルカメラに不慣れの為にブレまくっています。

そしてこの写真初撮影と同じ頃、ようやく私は友達にしちみの誕生を

知らせる事が出来るようになっていきました。

それでもまだ友達と言ってもだれかれなく知らせる気にはなれなせん。

知らせた時の相手の”反応”と返ってきそうな”質問”を勝手に想像し

こ…恐くて言えない。さらに会わせるなんて…。

とグルグル悶々としていました。

それでも私は知らせていくのです。

誰に知らせるのでしょう?

私を助けてくれそうな”名案”を持っていそうな友人から連絡して行きました。

私からのメールには「生まれてきた女の子が障害を持っていて

これから長く頑張っていかなくちゃいけない。」というような事を

送ったような記憶があります。

この時友人達から返ってきたメールはどのメールも温かくて本当に心底感謝しました。

どんな子も宝だよ、とか。

早く会いたい、とか。

舐める様に可愛がってあげて、とか。(笑)

友人達はもうこの世に生まれているしちみに対してエールを送ってくれているのでした。

そしてこの後もず~っと私の心の支えになった言葉が

「あかねちゃん(私の事)を選んでこの世に誕生してきたんやから2人で頑張っていかんとな」でした。

この数日そんな風に考えた事はなかった。

こんな現実はイヤだ!とかしか考えられなかった自分…

どういう意味で選ばれたのかは死ぬまで解らないけど

しちみに選ばれたと想像していくと気持ちが心持変わっていった。

上手く表現できないけど、「よく来たね!」って思う。

あの時メールを受け取った友人はきっとかなり頭を悩ませたと思う。

この場を借りてお礼を言います。ありがとう。

☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ ☆ミ

コメント

  1. くめくめ。 より:

    生まれてきてくれて
    ありがとう。。。そう思えるようになったのは

    まだつい最近な私(苦笑)

    そう思うとあかねさんは

    えらいっ!えらすぎるっ!!

    障害・・その存在は知っていても

    それは自分とは全く関係のない事だと思っていた私。

    しちみちゃんはいっぱい愛されて

    しあわせだなぁ。。。

    なんてこの記事を読ませてもらって思いました。

    チュウブが繋がったイラストにもかかわらず、

    ほんわかした雰囲気がただよってるもんね。(^^)v

  2. めぇ~ より:

    こころ模様
    あかねちゃんのこころ模様が伝わりますぅ。

    現実を受けいれるのに1週間かかると思うょ

    友達の反応への不安・・・

    勇気のいる扉だけど、あけたら心がはれたね

    わたしが初めてしちみちゃんと会った時の

    あかねちゃんは快晴の表情だったから

    だから強くひかれていったのょ。

    お姉ちゃんの差し入れありがたいね

    キッカケがないと自分からって難しいもの。

    しちみちゃんがママとパパだけじゃなく

    家族みんなを選らんだんだなぁとシミジミ思うわぁ。

    人それぞれ色んな至難があるけど

    神様は乗り越えれる環境だから委ねてる訳で

    心配しなくても大丈夫ょ~て声をかけてもらった事があったの。

  3. ちょこぼ より:

    ああ
    そんな事もあったなぁ~と思い出してるよ

    しちみが生きた年数は文字にすると

    「たった数年」と言ってしまいそうやけど

    ぎゅっと詰まった時間やったね

  4. あかね@管理人 より:

    くめくめ。さんへ
    いや…せっかく褒めていただいていますが

    ”生まれてきてくれてありがとう”なんて究極の気持ちに

    なれたかどうかは…えーぶっちゃけ解りません!!

    そうそう私も問題が突きつけられるまで障害や病気は無縁の問題のように思っていました。

    近くにないとあまり意識することもないんですよね、

    自分は自分の問題を考えていたりで忙しいんでしょう。

    くめくめ。さん温かいメッセージをありがとうございます!

    イラストで色んなことが伝えられたらいいなぁと思って

    書いています。

  5. あかね@管理人 より:

    めぇ~ちゃんへ
    ありがとう、そう!扉を開けたら心が晴れたのよ。

    でもめぇ~ちゃんとしちみが会った日ってホンマは

    スンゲ~緊張して連れていってたんやで

    かなり一か八かでデビューさせたところがあったのよね。

    だから皆が普通に受け入れてくれて凄く嬉しかってん。

    姉も初めからしちみを応援してくれていた心強い家族の一人ね。

    心底想ってくれているから何気ない行動が結果いいほうえ

    つなげてくれている様に思うわ。

    >心配しなくても大丈夫ょ~

    って誰かが言ってくれたんかな?

    >神様は乗り越えれる環境だから委ねてる

    私はこの言葉をポリテクのMr.S井が言ってたのが

    とても心に残っているわ~

  6. あかね@管理人 より:

    ちょこぼっちへ
    あの時はありがとう~感謝しています!